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💪【歩く③】腕を止めて歩くと、同じ距離でもエネルギーが12%多くかかります

おはようございます!
日進市のコンディショニング専門パーソナルジムLIFE PLUSです😊

歩くとき、腕は自然と振れます。

意識して振っている方は、ほとんどいないと思います。では、あの動きには何の意味があるのでしょうか💪

腕は「進むため」に振っているのではありません

よくある誤解が、「腕を振ると前に進む力になる」というものです。

実際はちがいます。腕の重さくらいでは、体を前に押し出す力にはなりません。

腕がやっているのは、体がねじれるのを打ち消すこと です。

右足を前に出すと、骨盤は右に回ります。そのままだと上半身も一緒に回ってしまう。そこで 左腕が前に出て、逆向きにねじる ことで、回転が相殺されます。

だから右足と左腕が同時に出るわけですね。

腕を組んで歩いてもらった実験

この役目が、どれくらいのものなのか。それを実際に測った研究があります。

10名の方に、いくつかの歩き方をしてもらい、消費エネルギーと床にかかる力を測定したものです。結果はこうでした。

腕を動かさないように固定して歩くと、消費エネルギーが12パーセント増えた。

同じ速さ、同じ距離です。それでも12パーセント余分にかかりました。

さらに、体が床をねじる向きにかかる力は、腕を止めると 63パーセント増えて いました。上半身の回転を止める仕事を、腕が引き受けられなくなったぶん、下半身と体幹が負担したということです。

ちなみに、わざと右足と右腕を一緒に出す歩き方 もやってもらっています。こちらは肩の力自体はほとんど要らないのに、消費エネルギーは26パーセント増えていました。

歩きにくくしている犯人は、たいてい手にあります

ここで、ご自身の歩き方を思い出してみてください。

  • スマートフォンを見ながら歩く
  • 買い物袋を片手に提げる
  • ポケットに手を入れる
  • 腕を組む

これ、全部ふさがっています。

日本の生活では、片手に荷物を持って歩く場面がとても多いです。それ自体が悪いわけではありません。ただ、片側だけがふさがった状態が長く続くと、体は左右で違う使い方を覚えます。

荷物は、持ち替えてください。
気づいたときに、反対の手へ。それだけで構いません。

リュックが楽だと感じる方が多いのは、両手が空くからでもあります🎒

意識して大きく振る必要はありません

ここは、少し慎重にお伝えします。

「腕を大きく振って歩きましょう」という指導を見かけますが、大きく振ることそのものが良いという根拠は、はっきりしていません。

この研究が示したのは、「自然な振りを止めると損をする」ということです。「もっと振れば得をする」とは言っていません。

ですので、おすすめするのはこれだけです。

腕を、自由にしておいてください。
振ろうとしなくていいので、止めないでください。

今日のひとこと

腕の振りは、勢いをつけるためではなく、体のねじれを消すため に起きています。
だから大事なのは、大きく振ることより、ふさがないこと です。

歩き方のクセは、ご自身では気づきにくいものです。気になる方は店頭でお声かけください✨

参考にした研究

  • Collins SH, Adamczyk PG, Kuo AD. Dynamic arm swinging in human walking. Proceedings of the Royal Society B: Biological Sciences. 2009;276(1673):3679-3688.