おはようございます!
日進市のコンディショニング専門パーソナルジムLIFE PLUSです😊
当ジムでは「ストレッチワークは、筋肉を伸ばすのが目的ではありません」とお伝えしています。今日はその 根っこにある研究の話 です。
まず、素朴な疑問から始めます。
ストレッチを続けると体は柔らかくなります。
そのとき、何が変わっているのでしょうか。
2つの説があります
この問いには、長く議論があります。
説1:筋肉が、機械的に長くなっている
伸ばし続けることで、筋肉や腱の組織そのものが伸びて、長さが変わった。
いちばん直感に合う説明ですね。
説2:感覚が、変わっている
組織の長さは変わっていない。変わったのは 「これ以上は無理」と感じる境目 のほうだ。
つまり、同じところまで伸ばされているけれど、痛いと感じなくなった。 だからもっと先まで動くようになった。
研究をまとめた報告では
この2つを比べた総説が、2010年に出ています。
そこでは、数週間のストレッチで可動域が広がる現象について、こう示されました。
組織が長くなったことを示す証拠は乏しく、感覚の変化のほうが説明として合う。
つまり、こういうことです。
前屈が深くなったとき、変わったのは体の長さではなく、体の感じ方かもしれない。
ここから、大事な注意が出てきます
「なんだ、気のせいか」と思われるかもしれません。
そうではありません。 むしろ、ここからが重要です。
火災報知器を思い浮かべてください🔥
台所で煙が出て、報知器が鳴り出しました。うるさいので、電池を抜いて止めました。
音は止まりました。では、火は消えたでしょうか。
消えていません。それどころか、警告が聞こえなくなったぶん、危険は増しています。
痛みも、これと同じ働きをしています。
変わっているのが感覚だとすれば、痛いのを我慢して伸ばす行為は、体の警報を鈍らせていることになります。
警報を鈍らせて可動域だけ広げれば、組織そのものは追いついていないまま、危ない範囲に入れるようになってしまいます。
「前より曲がるようになったのに、なぜか痛める」という方がいるのは、これが関係している場合があります😥
では、どう伸ばすのがよいのか
私たちが現場でお伝えしているのは、この3つです。
- 痛みが出る手前で止める。 「気持ちよく張っている」程度で十分です
- 息を止めない。 息を止めるのは、体が我慢しているサインです
- 伸ばした範囲を、自分の力で動かしてみる
3つ目が、冒頭の「筋肉を伸ばすのが目的ではない」という話につながります。
広がった範囲を自分の力で使えなければ、生活のなかでは使われません。
今日のひとこと
柔らかくなったのは、体でしょうか。それとも感じ方でしょうか。
伸ばし方に迷う方は、公式LINE・お電話・店頭でお気軽にご相談ください✨
参考にした研究
- Weppler CH, Magnusson SP. Increasing muscle extensibility: a matter of increasing length or modifying sensation? Physical Therapy. 2010;90(3):438-449.