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👂【耳のしくみ①】耳の奥には、体の傾きを測る装置が入っています

おはようございます!
日進市のコンディショニング専門パーソナルジムLIFE PLUSです😊

耳と聞くと「音を聞くところ」と思われますが、実はもうひとつ大きな役目があります。体の傾きと動きを測ること です。

スマホの画面が、横向きになるとき

写真を見ようとして、スマホを横に倒す。すると画面が、くるっと横向きに切り替わりますね📱

なぜ切り替わるのでしょうか。中に、傾きを感じ取るセンサーが入っているから です。

このセンサーは、機械が「今、自分がどちら向きか」を知るために使われています。

そして まったく同じ役目のものが、あなたの耳の奥にも入っています。

しかもこちらのほうが、ずっと古くからあります。人間が生まれるずっと前から、生き物はこの装置を持っていました。

名前は「耳石器」といいます

耳石器(じせきき) といいます。つくりは、こうです。

  1. ゼリーのような膜がある
  2. その上に、炭酸カルシウムの小さな粒 が乗っている(これが「耳石」)
  3. 膜の下から細い毛が生えていて、膜に埋まっている

頭が傾くと、どうなるでしょうか。

重力で、石の粒がわずかに滑ります。 すると膜がずれ、下の毛が曲がります。

その曲がり具合が「今、これくらい傾いた」という信号になって、脳へ送られます。

石が滑る。毛が曲がる。それだけで傾きが分かる。
ずいぶんシンプルなしくみです。

ゼリーの上に砂を乗せて、お皿ごと傾けるところを想像してください。砂がずるっと滑りますよね。あの滑り具合を読んでいる、というイメージです。

傾きだけでなく「動き出し」も分かります

耳石器が感じているのは、傾きだけではありません。

エレベーターが動き出した瞬間の、あの ふわっとする感じ。あれも耳石器が拾っています🛗

まっすぐな方向に加速したり減速したりすると、石の粒が慣性で遅れて動くからです。

ここで、ひとつ気づくことがあります。

エレベーターが一定の速さで動いているあいだは、何も感じません。 感じるのは、動き出しと止まりぎわだけです。

つまりこの装置は、「速さ」ではなく 「速さの変化」 を拾っているのです。

ここが乱れると、何が起こるか

石の粒が本来の場所からはがれて、別の場所に迷い込むことがあります。

すると頭を動かしたときに、本来出ないはずの信号が出て、強いめまいが起こります。

寝返りや起き上がりでぐるぐるする、というめまいの多くはこの種類です。

今日のひとこと

ふだん意識することはありませんが、あなたが今まっすぐ座れているのは、耳の奥で石の粒が正しい場所に収まっているから です。

なお耳の奥には、これとは別に 回転を測る計器 も入っています。その話は、また別の記事で取り上げます。

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参考にした研究

  • Khan S, Chang R. Anatomy of the vestibular system: a review. NeuroRehabilitation. 2013;32(3):437-443.