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📖【耳のしくみ③】歩きながら看板が読めるのは、目が頭の動きを打ち消しているから

おはようございます!
日進市のコンディショニング専門パーソナルジムLIFE PLUSです😊

今日は、おうちで30秒でできる実験からはじめます。

新聞か本を1つ、手に持ってください📖

まず、やってみてください

実験その1

本を動かさずに持ったまま、頭だけ を左右に「いやいや」と振りながら、字を読んでみてください。

読めますよね。

実験その2

今度は頭を止めて、本だけ を同じ速さで左右に振ってみてください。

ほとんど読めないはずです。

動いている量は同じです。目と本の位置関係も、同じだけずれています。

なのに、なぜこんなに違うのでしょうか🤔

答えは、目のほうにありました

頭が右に回ると、目は 同じ速さで左に 動きます。頭が左に回れば、目は右へ。

つまり、頭の動きを目が打ち消している のです。だから視線は空中の一点に留まったままになり、字が読めます。

この打ち消しの指令を出しているのが、耳の奥にある 半規管(はんきかん) です。「三半規管」という言い方でご存じの方も多いかもしれません。頭の回転を測る、3つの輪でできた器官です。

半規管が「今、頭が右に回った」と検知する。その情報が、目を動かす筋肉へほとんど時間差なく届く。だから間に合います。

反射なので、意識してやっているわけではありません。今この瞬間も働いています 👀

たとえるなら、カメラの手ぶれ補正

いまのカメラやスマホには、手ぶれ補正がついていますね📷

手が揺れると、レンズやセンサーが 逆方向に動いて 揺れを打ち消します。

耳と目の関係は、それとまったく同じ考え方です。しかも 人間のほうが、ずっと先に持っていました。

そして「本だけを振る」実験のほうは、こうなります。

頭が動いていないので、半規管は何も検知しません。 だから補正が働かない。手ぶれ補正は、カメラが揺れたときにしか働きませんよね。被写体のほうが揺れていたら、どうにもなりません。

だから読めない、というわけです。

この補正が鈍ると、どうなるか

このしくみがうまく働かないと、日常でこんなことが起こります。

  • 歩いているときに、看板や人の顔がブレて見えにくい
  • 振り向いた瞬間、一瞬くらっとする
  • 車の中や階段で、気分が悪くなりやすい

「歩きながら見る」のが苦手な方は、筋力ではなくこちらが関わっていることがあります。

今日のひとこと

耳と目は、思っている以上に直結しています。
見えづらさが、耳の問題であることもあるのです。

ちなみに、この耳と目の関係が食い違うと、乗り物酔いが起こります。その話も、また別の記事で取り上げます🚗

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参考にした研究

  • Khan S, Chang R. Anatomy of the vestibular system: a review. NeuroRehabilitation. 2013;32(3):437-443.