NEWS

🌀【耳のしくみ②】三半規管は、頭の回転を測る3つの計器です

おはようございます!
日進市のコンディショニング専門パーソナルジムLIFE PLUSです😊

耳の奥には、体の傾きを測る装置が入っています。耳石器(じせきき) といって、スマホの傾きセンサーと同じような役目をしています。

そして耳の奥にはもうひとつ、まったく別の役目をもつ装置があります。回転を測る計器 です。

名前は「半規管」、輪が3つあります

半規管(はんきかん) といいます。「三半規管」という言い方でご存じの方も多いかもしれません。

その名のとおり、輪が3つあります。しかもこの3つ、たがいに直角に組まれています。

なぜ直角なのでしょうか。3方向の回転を、それぞれ分担して測るため です。

  • うなずく方向の回転(はい、はい、とうなずく動き)
  • 首を左右にふる方向の回転(いやいや、と振る動き)
  • 首をかたむける方向の回転(首を肩に寄せる動き)

部屋の角を思い浮かべてください🏠

壁と壁と床が、3方向で直角に交わっていますね。あの組み方です。この3つの数値を組み合わせれば、どんな向きの回転でも表せます。

中身は液体です。コップの水と同じ

3つの輪の中には、リンパ液という液体が入っています。

ここで、コップに入った水を思い出してください🥛

コップをくるっと回すと、水はどうなるでしょうか。

すぐには回りません。少し遅れて動き出します。 そして回すのをやめても、水はしばらく回り続けますよね。

半規管の中でも、まったく同じことが起こっています。

頭が回ると、輪は頭と一緒に回ります。ところが中の液体は、慣性で少し遅れる。

このとき、輪の中に生えている細い毛が 液体に押されて曲がります。 この曲がりが「今、この方向に、これくらいの速さで回った」という信号になります。

傾きを測る耳石器は「石が滑って毛が曲がる」。
回転を測る半規管は「液体が遅れて毛が曲がる」。
どちらも最後は、毛の曲がりで測っている というのが、おもしろいところです。

ぐるぐる回るめまいの正体

コップの水は、回すのをやめてもしばらく回り続けます。

これを体で言うと、こうなります。

その場で何回か回って止まったとき、まだ景色が回っているように感じる。

体は止まったのに、中の液体はまだ回っている。だから半規管は「まだ回っている」と報告し続けます。脳はそれを素直に受け取ります😵‍💫

つまり、あの「目が回る」感覚は、液体が止まりきっていない状態 なのです。

お子さんが遊びでくるくる回るのは、この装置をわざと使って育てている行動でもあります。

今日のひとこと

うなずく、首をふる、かたむける。
何気ない動きのたびに、耳の奥で3つの輪の液体が動いています。

今日から少し、首を動かすのが不思議に感じられるかもしれません😊

この半規管は、目の動きとも直結しています。頭を振っても景色がブレないのは、そのおかげです。この話も、また別の記事で取り上げます。

気になることは、公式LINE・お電話・店頭でお気軽にどうぞ✨

参考にした研究

  • Khan S, Chang R. Anatomy of the vestibular system: a review. NeuroRehabilitation. 2013;32(3):437-443.