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🦵【立つしくみ⑥】転びかけたとき、体が使う3つの立て直し方

おはようございます!
日進市のコンディショニング専門パーソナルジムLIFE PLUSです😊

立っているとき、体は小さく揺れながら、そのつど立て直しています。

では、大きく傾いてしまったとき はどうするのでしょうか。

実は体には、立て直しの作戦が3つあります。そして傾きの大きさに応じて、順番に使われます。

作戦1:足首でこらえる

小さな傾きなら、足首だけで足ります。

ふくらはぎとすねの筋肉が働いて、足の裏の圧のかかり方をずらす。それだけで戻せます。

立っているときの小さな揺れは、ほとんどこの作戦です。いちばん静かで、いちばん省エネな立て直し方 です。

作戦2:腰を折ってこらえる

傾きが大きくなると、足首だけでは足りません。

そこで腰から上を素早く動かして、重心の位置を引き戻します。

電車が急ブレーキをかけたとき、思わずお辞儀のような格好になりますよね。あれです🚃

足首より力強いのですが、上半身が大きく動くので、狭い場所では使いにくい という弱点があります。

作戦3:一歩踏み出す

さらに大きく傾いたら、もうその場では戻せません。

足を一歩出して、足元の面積そのものを広げる。 これが最後の作戦です。

つまずいたときに、とっさに足が前に出る。あの動きがこれです。

転倒の分かれ目は、この3つ目にあります。
一歩が間に合えば転びません。間に合わなければ転びます。

車の運転にたとえると

この3段階は、車の運転によく似ています🚗

  • 少しずれた …… 車ならハンドルを微調整。体なら足首でこらえる
  • もっとずれた …… 車ならブレーキを強く踏む。体なら腰を折ってこらえる
  • もう間に合わない …… 車ならハンドルを切って避ける。体なら一歩踏み出す

ここで大事なのは、「ハンドルを切る」のは力ではなく速さの勝負 だということです。

どれだけ強い腕力があっても、判断が遅れれば間に合いません。

一歩は、筋力だけでは出ません

ここが今日いちばんお伝えしたいところです。

一歩踏み出せるかどうかは、脚の筋肉が強いかどうかだけでは決まりません。

間に合う速さで出せるか が問われます。

そして、その速さの中身はこうです。

  1. 傾きを 感じ取る(目・耳の奥・足の裏の3つのセンサー)
  2. どうするか 判断する
  3. 足を 出す

この3つが速いかどうか。1つ目でつまずけば、あとがどれだけ速くても間に合いません。

だから、ゆっくり立ち上がる練習をたくさんしても、この「とっさの速さ」はあまり育たないのです。別の練習が必要になります。

今日のひとこと

転ばない体とは、揺れない体ではありません。
傾いたときに、間に合う速さで一歩出せる体 です。

「とっさの一歩」がどれくらい出るかは、ご自身ではなかなか分かりません。気になる方は、公式LINE・お電話・店頭でお気軽にご相談ください✨

参考にした研究

  • Winter DA. Human balance and posture control during standing and walking. Gait & Posture. 1995;3(4):193-214.