おはようございます!
日進市のコンディショニング専門パーソナルジムLIFE PLUSです😊
立っているとき、体は小さく揺れながら、そのつど立て直しています。
では、大きく傾いてしまったとき はどうするのでしょうか。
実は体には、立て直しの作戦が3つあります。そして傾きの大きさに応じて、順番に使われます。
作戦1:足首でこらえる
小さな傾きなら、足首だけで足ります。
ふくらはぎとすねの筋肉が働いて、足の裏の圧のかかり方をずらす。それだけで戻せます。
立っているときの小さな揺れは、ほとんどこの作戦です。いちばん静かで、いちばん省エネな立て直し方 です。
作戦2:腰を折ってこらえる
傾きが大きくなると、足首だけでは足りません。
そこで腰から上を素早く動かして、重心の位置を引き戻します。
電車が急ブレーキをかけたとき、思わずお辞儀のような格好になりますよね。あれです🚃
足首より力強いのですが、上半身が大きく動くので、狭い場所では使いにくい という弱点があります。
作戦3:一歩踏み出す
さらに大きく傾いたら、もうその場では戻せません。
足を一歩出して、足元の面積そのものを広げる。 これが最後の作戦です。
つまずいたときに、とっさに足が前に出る。あの動きがこれです。
転倒の分かれ目は、この3つ目にあります。
一歩が間に合えば転びません。間に合わなければ転びます。
車の運転にたとえると
この3段階は、車の運転によく似ています🚗
- 少しずれた …… 車ならハンドルを微調整。体なら足首でこらえる
- もっとずれた …… 車ならブレーキを強く踏む。体なら腰を折ってこらえる
- もう間に合わない …… 車ならハンドルを切って避ける。体なら一歩踏み出す
ここで大事なのは、「ハンドルを切る」のは力ではなく速さの勝負 だということです。
どれだけ強い腕力があっても、判断が遅れれば間に合いません。
一歩は、筋力だけでは出ません
ここが今日いちばんお伝えしたいところです。
一歩踏み出せるかどうかは、脚の筋肉が強いかどうかだけでは決まりません。
間に合う速さで出せるか が問われます。
そして、その速さの中身はこうです。
- 傾きを 感じ取る(目・耳の奥・足の裏の3つのセンサー)
- どうするか 判断する
- 足を 出す
この3つが速いかどうか。1つ目でつまずけば、あとがどれだけ速くても間に合いません。
だから、ゆっくり立ち上がる練習をたくさんしても、この「とっさの速さ」はあまり育たないのです。別の練習が必要になります。
今日のひとこと
転ばない体とは、揺れない体ではありません。
傾いたときに、間に合う速さで一歩出せる体 です。
「とっさの一歩」がどれくらい出るかは、ご自身ではなかなか分かりません。気になる方は、公式LINE・お電話・店頭でお気軽にご相談ください✨
参考にした研究
- Winter DA. Human balance and posture control during standing and walking. Gait & Posture. 1995;3(4):193-214.