おはようございます!
日進市のコンディショニング専門パーソナルジムLIFE PLUSです😊
今日は、少し不思議な実験のお話です。
立っている人の 足の裏の前のほう に、ごく小さな振動を当てます。押すわけでも、床を傾けるわけでもありません。振動だけです。
すると、その人の体は 後ろに傾いていきます。
自分では傾けたつもりがないのに、勝手に。しかも本人は、傾いている自覚もありません😳

なぜ後ろに傾くのでしょうか
足の裏には、圧力を感じる小さなセンサーがびっしり埋まっています。
「足の裏の前のほうが強く押されている」という情報が届くと、脳はこう受け取ります。
いま、体が前に倒れかけている。
前に倒れかけているなら、やることはひとつです。後ろへ立て直す。
実際には振動が「押されている感じ」をつくり出しているだけなのですが、脳は本気で受け取って、本気で対処します。
さらに興味深いのが、ここです。
振動を強くするほど、傾きも大きくなりました。
つまり脳は、足の裏の情報を「押されている/押されていない」という合図としてではなく、「どれくらい押されているか」という量として読んでいる ということになります。
「足の裏で立つ」は、力の話ではありません
「足の裏でしっかり地面を踏みましょう」と言われることがあります。
これを 力を込めること だと受け取ると、話がずれてしまいます。
正しくは、足の裏から情報を受け取ること です。
分かりやすいたとえがあります。
暗い部屋で、床に落とした小銭を探すとします。このとき私たちは、床を強く押しません。指先を軽く這わせて、感じ取ろうとします。
強く押すほど分からなくなり、そっと触れるほど分かる。足の裏も、これと同じです。
情報が薄いと、脳は自分の傾きを正しく見積もれません。
「まっすぐ立っているつもり」なのに、鏡を見たら傾いていた。 これはここから生まれます。
今日やってみてほしいこと
裸足で床に立って、目を閉じて10秒。必ず壁の近くで行ってください。
そして、足の裏のどこに体重が乗っているかを感じてみてください。
- 右と左、どちらが重いですか
- つま先寄りですか、かかと寄りですか
- 親指側ですか、小指側ですか
答えられたら、センサーがちゃんと働いている証拠です😊
「よく分からない」という方も、心配はいりません。分からないこと自体が、今日の収穫です。使っていない感覚は、鈍って当然だからです。
ちなみに私たちは、その足の裏を靴と靴下で1日中ふさいでいます。その話も、別の記事で取り上げます。
気になることは、公式LINE・お電話・店頭でお気軽にどうぞ✨
参考にした研究
- Kavounoudias A, Roll R, Roll JP. Foot sole and ankle muscle inputs contribute jointly to human erect posture regulation. The Journal of Physiology. 2001;532(3):869-878.