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🦶【立つしくみ③】足の裏は「支える場所」ではなく「感じ取るセンサー」です

おはようございます!
日進市のコンディショニング専門パーソナルジムLIFE PLUSです😊

今日は、少し不思議な実験のお話です。

立っている人の 足の裏の前のほう に、ごく小さな振動を当てます。押すわけでも、床を傾けるわけでもありません。振動だけです。

すると、その人の体は 後ろに傾いていきます。

自分では傾けたつもりがないのに、勝手に。しかも本人は、傾いている自覚もありません😳

なぜ後ろに傾くのでしょうか

足の裏には、圧力を感じる小さなセンサーがびっしり埋まっています。

「足の裏の前のほうが強く押されている」という情報が届くと、脳はこう受け取ります。

いま、体が前に倒れかけている。

前に倒れかけているなら、やることはひとつです。後ろへ立て直す。

実際には振動が「押されている感じ」をつくり出しているだけなのですが、脳は本気で受け取って、本気で対処します。

さらに興味深いのが、ここです。

振動を強くするほど、傾きも大きくなりました。

つまり脳は、足の裏の情報を「押されている/押されていない」という合図としてではなく、「どれくらい押されているか」という量として読んでいる ということになります。

「足の裏で立つ」は、力の話ではありません

「足の裏でしっかり地面を踏みましょう」と言われることがあります。

これを 力を込めること だと受け取ると、話がずれてしまいます。

正しくは、足の裏から情報を受け取ること です。

分かりやすいたとえがあります。

暗い部屋で、床に落とした小銭を探すとします。このとき私たちは、床を強く押しません。指先を軽く這わせて、感じ取ろうとします。

強く押すほど分からなくなり、そっと触れるほど分かる。足の裏も、これと同じです。

情報が薄いと、脳は自分の傾きを正しく見積もれません。
「まっすぐ立っているつもり」なのに、鏡を見たら傾いていた。 これはここから生まれます。

今日やってみてほしいこと

裸足で床に立って、目を閉じて10秒。必ず壁の近くで行ってください。

そして、足の裏のどこに体重が乗っているかを感じてみてください。

  • 右と左、どちらが重いですか
  • つま先寄りですか、かかと寄りですか
  • 親指側ですか、小指側ですか

答えられたら、センサーがちゃんと働いている証拠です😊

「よく分からない」という方も、心配はいりません。分からないこと自体が、今日の収穫です。使っていない感覚は、鈍って当然だからです。

ちなみに私たちは、その足の裏を靴と靴下で1日中ふさいでいます。その話も、別の記事で取り上げます。

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参考にした研究

  • Kavounoudias A, Roll R, Roll JP. Foot sole and ankle muscle inputs contribute jointly to human erect posture regulation. The Journal of Physiology. 2001;532(3):869-878.