おはようございます!
日進市のコンディショニング専門パーソナルジムLIFE PLUSです😊
まず、その場で「気をつけ」の姿勢をとってみてください。
止まっていますよね。……ところが、止まっていません。ほんのわずかですが、前後左右に絶えず揺れ続けています。
手のひらの上で、棒を立ててみてください
想像してみてください。長い棒を1本、手のひらの上に立てます🖐️
棒を立て続けるには、どうすればいいでしょうか。
手を、ぴたりと止めてはいけません。 止めた瞬間、棒はどちらかに倒れます。
倒れそうな方向へ、手を少しずつ動かし続ける。これしか方法がありません。上手な人ほど動きが小さく見えますが、止まっているわけではないのです。

研究の世界では、立っている人の体をこの棒と同じものとして考えます。倒立振子(とうりつしんし) といって、逆さにした振り子という意味です。
そして手の役目をしているのが、足首まわりの筋肉 です。
足首の筋肉が、ほんのわずかな力加減で「倒れそう → 戻す」を1日中くり返しています。
立っているときのあの小さな揺れは、その積み重ねです。
だから「じっと立つ」ほうが疲れます
こんな経験はありませんか🤔
- 信号待ちや立ち話で、じっと立っていると足が重くなる
- ところが歩き出すと、かえって楽になる
- 電車で立っているより、駅のホームで待っているほうがつらい
不思議に感じますが、棒の話に戻ると納得できます。
じっと立つのは、棒を1ミリも動かさずに立てようとするのと同じことです。動かせないぶん、細かい調整だけで持ちこたえなければなりません。体にとっては、実はかなり難しい仕事なのです。
立ち仕事がつらい方へ
ときどき、こんなふうに動かしてみてください。
- 体重を右足と左足に交互に移す
- かかととつま先に、交互に乗せる
- 片足を半歩前に出して、また戻す
「動かしてはいけない」わけではありません。むしろ動かしたほうが、体は楽になります。
今日のひとこと
揺れているのは、悪いことではありません。
揺れながら立て直し続けているのが、正常な体です。
逆に言えば、この「立て直し」が鈍ってくると、同じ大きさの揺れでも転倒につながります。
ちなみに体は、目・耳の奥・足の裏という3か所から「今、傾いている」という情報を受け取っています。その話は、また別の記事でお伝えします。
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参考にした研究
- Winter DA. Human balance and posture control during standing and walking. Gait & Posture. 1995;3(4):193-214.